JF便り<日本語教育編・7号> ふれあい交流祭を終えて

関西国際センター 総務課


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例年11月23日に開催されている「ふれあい交流祭」ですが、今年は田尻町主催の「おおさかヒューマンフェスタ2006 in たじり」に合わせて11月26日(日)に開催されました。

これまで9回実施されたこのお祭は、好運にもほぼすべてが晴天に恵まれていたのですが、26日当日は生憎の雨模様で、記念すべき第10回目のお祭で客足が鈍ることが心配されました。しかし予想は簡単に裏切られました。13時の開始前からお客さんが大勢訪れ、結果的に400名を超える例年以上の入場者となったことは嬉しい誤算でした。
「おおさかヒューマンフェスタ2006 in たじり」と同時開催されたことで、フェスタに来場したお客さんが、その足で国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 関西国際センターにも足を運ぶことができたものと予想されます。


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お祭は、岸和田だんじり祭の大きな太鼓の音が関西国際センター中に響き渡ることで始まりました。その後、ホールでは、研修参加者と地域の人々が一緒になって演技する居合道や、研修参加者が民族衣装を着てモデルとなるファッションショー、さらには、よさこい踊りやマツケンサンバなど、出演者も観客も同時に楽しむことができるイベントが多数催されました。その他、16時30分からはヒューマンフェスタに協力して実施された岩崎裕保帝塚山学院大学教授による講演会「国連 持続可能な開発のための教育の10年」も開催され、約50名の聴衆がワークショップなどを通じて人権について考える一幕もありました。

一方、研修棟では、関西国際センター研修生交流支援協議会の方々による絵手紙や書道・折り紙、松ボックリクラフトやフラワーアレンジメントといったブースが出展されたほか、研修生の自国紹介ブースは15か国にも及び、お客さんに一生懸命自国のアピールをしていました。

関西国際センターとしては、「ふれあい交流祭」を主催する関西国際センター研修生交流支援協議会の方々と一緒になって、このお祭を盛り上げるべく、研修生のブース設置やイベント実施を裏方として支えたほか、お祭に来ていただいたお客さんに対し施設案内を実施しました。当初1回の案内予定でしたが、30名を超える申込者があり、急遽2回実施するなど、こちらのほうも嬉しい誤算がありました。
また、お祭前日には、お祭に参加するJFサポーターズクラブの会員向けに施設案内を実施し、こちらのほうも好評を得ました。


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「ふれあい交流祭」は家族連れで気軽に国際交流を楽しめる場であり、地域の人々に関西国際センターの存在意義を知ってもらうまたとない機会となっています。来年以降も田尻町ではストリートライブを実施することが企画されており、関西国際センターとしては、今後とも、立地場所である田尻町や泉南地域の人々とともに、国際交流を通じて地域の活性化に貢献してゆきたいと思います。

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